
AppleはMac OS X Lionに、ワイヤレスネットワークからあらゆる種類の診断情報を収集できる便利なアプリを搭載しています。このアプリはネットワークに関する非常に技術的な情報を提供するため、多くのユーザーは理解しにくいかもしれません。おそらくそれがAppleがアプリを隠蔽した理由でしょう。今日のヒントでは、この便利なワイヤレスネットワークユーティリティの使い方をご紹介します。
「Wi-Fi Diagnostics」というアプリは/System/Library/CoreServicesフォルダにあります。通常、このフォルダにはアクセスできませんので、Finderの「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選択するか、キーボードショートカットのShift+Command+Gを使ってアクセスしてください。ダイアログが開くので、「/System/Library/CoreServices」と入力してReturnキーを押します。フォルダが開き、その中に「Wi-Fi Diagnostics」があります。ダブルクリックして開いてください。
アプリを起動すると、次の 4 つのオプションが表示されます。
- ネットワーク信号強度、送信電力、ノイズ レベル、データ レートを表示するパフォーマンスを監視します。
- イベントを記録すると、Wi-Fi ネットワークで何が起こっているかのログが保持されます。
- Capture Raw Frames は、 Wi-Fi 経由で Mac に出入りするすべてのデータに関する情報を収集して保持します。
- デバッグ ログをオンにすると、その名のとおり、Wi-Fi ネットワークのトラブルシューティングに役立つデバッグ情報のログが収集されます。
この便利なツールを使用すると、Wi-Fi ネットワークの問題をトラブルシューティングして解決したり、単に友人や家族を感心させたりすることができます。