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写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac
AppleはまだApple Watchの販売数を公表していないが、Best BuyのCEOであるHubert Joly氏によると、このウェアラブルデバイスは好調だという。
「アップルウォッチの需要は店頭でもオンラインでも非常に好調だ」とジョリー氏は同社の最新の決算説明会でアナリストらに語った。
実際、ジョリー氏は、アップル製品への旺盛な需要がベスト・バイの好業績の主因だと主張している。ベスト・バイの国内売上高は3.8パーセント増とウォール街の予想を上回った。
ベスト・バイがアップル・ウォッチの販売を開始したのは今月初めだったため、同デバイスが最新の四半期決算に直接影響を与えたわけではない。しかし、ジョリー氏は明らかに決算内容に満足しており、電話会議中にそのことについて時間をかけて話した。
ジョリー氏は、9月末までにベスト・バイの大型店舗1,050店すべてでアップル・ウォッチが販売される予定だと述べている。
また、ベスト・バイは740店舗のアップル・ショップイン・ショップを刷新し、iPhone、iMac、iPadの展示台を増設し、新しい什器を追加する計画もあると述べている。報道によると、この工事は350店舗で完了しており、さらに170店舗でもホリデーシーズンまでに完了する予定だという。
ベスト・バイは今四半期中にAppleCareの販売も開始するほか、同社が50店舗でAppleの正規サービスプロバイダとなる新プログラムの試験運用も開始する予定だ。
総じて、このニュースはベスト・バイにとって間違いなくプラスだが、Appleにとっても素晴らしいニュースだ。Appleの新製品に対する満足度は過去最高を記録したにもかかわらず、Apple Watchはこれまで、ユーザーからの関心が急速に低下している、需要が低迷してAppleのメーカーでさえ損失を出しているなど、様々な否定的な報道に悩まされてきた。
ジョリーのコメントが、こうした噂のいくつかを正すものとなることを期待したい。
そして、クパチーノが決して一芸に秀でた企業ではないことを示すことで、その過程で株価の上昇にも貢献するかもしれない。
出典:フォーチュン