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台湾のスマートフォンメーカーHTCは水曜日、Appleを相手取り反訴を起こし、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社が販売する主要製品の輸入差し止めを米国国際貿易委員会(ITC)に求めた。この訴えは5件の特許を巡るものであり、AppleとGoogleの代理戦争における新たな小競り合いとなった。
「HTCの知的財産、業界パートナー、そして何よりもHTCの携帯電話をご利用のお客様を守るために、Appleに対して今回の訴訟を起こしました」と、HTCの北米担当副社長ジェイソン・マッケンジー氏は声明で述べた。3月、AppleはHTCがiPhoneの特許20件を侵害したとしてHTCを提訴した。あるアナリストは、この動きはiPhoneをターゲットとした携帯電話を開発する競合他社への「警告射撃」だと指摘した。ITCはまもなく、Appleの主張に関する調査を開始したと発表した。
HTCは、Androidオペレーティングシステムを採用した最初の携帯電話メーカーであることを指摘し、「業界は健全な競争と革新によって推進され、消費者に可能な限り最高で最もアクセスしやすいモバイル体験を提供するべきだ」と主張した。
4月、マイクロソフトはHTCにスマートフォン特許のライセンス供与を行うことに合意した。この決定は、台湾のHTCにとって、アップルとの法廷闘争における強力な味方となると見られている。グーグルはこれに先立ち、アップルとの法廷闘争においてサプライヤーであるHTCを支援する意向を示していた。
[AppleInsider経由]