子供たちが古いApple IIの使い方を考えているのを見るのは本当に面白い

子供たちが古いApple IIの使い方を考えているのを見るのは本当に面白い

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子供たちが古いApple IIの使い方を考えているのを見るのは本当に面白い
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スクリーンショット 2014年5月26日 午前10時14分25秒

スタンリー・キューブリックのSF傑作『2001年宇宙の旅』には、地球外のモノリスに初めて遭遇した初期人類の一族が、突如として人類の意識の次の段階に進化し、初めて道具を使えるようになるというシーンがある。

6歳から13歳までの子供たちが、年代物のApple IIの使い方を試行錯誤するこの動画は、まさにその真逆と言えるでしょう。スティーブ・ジョブズが1984年に初代Macをリリースする以前、コンピューターがいかに誰にとっても理解しがたいものだったかを物語っています。

YouTuberのファイン・ブラザーズは、ウォークマンやCDプレーヤーなどのビンテージ機器の前に子供たちを座らせ、目が見えなくても操作させる動画シリーズを公開しています。どれも面白いのですが、子供たちが古いApple IIを操作しているこの動画は特に面白いです。

初期のコンピューターがいかに不可解だったかは、当時を生きていた私たちでさえ忘れてしまいがちです。例えば、このビデオに登場する子供たちは、初期のApple IIにインターネットもマウスもアプリさえもなかったことに当然ながら戸惑っていますが、「PRINT」コマンドを入力しないと簡単な計算すらできないという事実に、彼らはすっかり困惑しています。あるいは、年代物のApple IIの電源を入れても、「リセット」ボタンを押すまで何も起こらないという事実にも。

子供たちの中には、Apple IIは「いわば最初のテクノロジー」だからすごい、と物事を明るい面から捉えようとする子もいますが、心から褒めているわけではないのは明らかです。Apple IIは発売されてからわずか35年ほどですが、彼らにとっては1000年前の製品と変わらないのです。

このビデオで私が興味深いと思ったのは、もしこの子供たちをわずか4年後のクラシックMacintoshの前に立たせたら、すぐに理解し、少なくとも手順をいちいち指図されなくても使い方を理解できるだろうということです。Appleがコンピューター業界にもたらした偉業はまさにこれです。わずか4年で、Appleは実質的にパーソナルコンピュータを2度も発明したのです。1度目は科学オタク向け、2度目は一般向け。そして、それ以来、Appleは進化を続けています。

出典: YouTube