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ここ数ヶ月、AppleがSpotifyやRdioといったサービスに対抗するため、iTunesの音楽サブスクリプションサービスを開発中だという噂が流れている。GoogleもYouTubeを活用した音楽ストリーミングサービスを検討していると報じられている。
新たな報道によると、アップルの幹部は最近、音楽業界の著名な幹部と会談し、ビジネス経済と謎に包まれた「プロジェクト・デイジー」について話し合ったという。
ロイター が報じた。
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は2月下旬、ロサンゼルスを訪問した際にビーツのジミー・アイオビンCEOと会談し、同社が1月に発表したものの詳細はほとんど明らかにされなかった音楽サブスクリプションサービス「プロジェクト・デイジー」について詳細を探ったと関係者らが明らかにした。
関係者によると、この会合にはアップルのインターネット製品担当責任者で、iTunes Music Storeの設立に尽力したエディー・キュー氏も同席し、クック氏はデイジーのビジネスモデルと展開計画に興味を示したものの、両者は取引の詳細については協議しなかったという。
プロジェクト・デイジーについては、Beatsブランドに大きく依存し、音楽の発見に注力するという点以外、現時点では何も明らかにされていません。Beats Audioは、ドクター・ドレーなどの著名アーティストを起用したヘッドフォンやスピーカーを製造しています。
ロイター通信によると、アップルとアイオヴィン氏の会談は、音楽業界全体に関する「情報提供」を目的としたものだった。アップル幹部は以前からレコード会社と非公開で会合を重ねてきた。
アイオヴィン氏はAppleと長い付き合いがあります。BeatsのCEOであるだけでなく、かつてはインタースコープ・レコードの経営も担っていました。実際、2001年にはiTunes Storeと提携した最初の音楽業界幹部の一人です。最近のインタビューで、アイオヴィン氏は約10年前にスティーブ・ジョブズ氏に音楽サブスクリプションサービスを提案したことを明かしました。
噂によれば、Apple は今年中に新しい音楽サービスをリリースしたいと考えているようだが、レコード会社とのライセンス交渉により計画は前進していない。
出典:ロイター