Googleは、AndroidおよびiOS向けのYouTubeアプリのおかげで、過去6ヶ月でモバイル広告売上が3倍に増加したと発表した。モバイル広告は現在、YouTubeの収益に推定3億5000万ドル貢献しており、10億人のユーザーのうち約4分の1がスマートフォンやタブレットで動画を視聴している。
YouTubeのセールス担当バイスプレジデント、ルーシー・ワトソン氏は、モバイル広告売上の伸びが、そのオーディエンスへのリーチを目的としたプロモーション支出の増加を促していると述べた。「コマーシャルビジネスは爆発的に成長しました」と彼女はブルームバーグに語った。「コマーシャルビジネスは当社の事業の大きな部分を占めており、今後もこの方向に向かうと確信しています。」
ニールセンのデータによると、3月には米国のスマートフォンユーザーの半数以上がYouTubeのモバイルアプリを利用しており、AppleがiOSデバイスから自社のYouTubeアプリを削除する決定を下したことで、利用率はさらに上昇した。Google版は米国だけで少なくとも7,000万人のユーザーを誇り、これは2012年の同時期と比べて42%の増加となる。
そして、これらのユーザーは皆、YouTube動画が始まる前にコマーシャルを視聴しています。しかし、フォレスター・リサーチのアナリスト、ジュリー・アスク氏によると、彼らのエンゲージメントを維持するのは依然として課題です。「人々は携帯電話で以前ほど我慢できなくなり、消費者はよりタスク指向になっています」とアスク氏はブルームバーグに語りました。「広告は面白くなければならず、ある程度ハードルが上がっています。」
企業がモバイル広告を掲載しやすくするため、YouTubeは支払った広告費をモバイルとデスクトップで自動的に分割しています。企業は希望に応じてこの設定を解除できますが、積極的に導入する企業も存在します。EAもその一つです。
「動画プラットフォームとしてのYouTubeは、当社製品にとって間違いなく重要なプラットフォームです」と、EAのソーシャルマーケティング＆メディアマネージャー、クリスティン・ドクター・マルティーニ氏は述べています。「モバイル消費が拡大し続ける中で、視聴者がどんなプラットフォームを使っていても、確実にリーチできる方法を見つけなければならないと考えています。」
出典： ブルームバーグ
