Google がテレビ幹部に語る: 抵抗は無駄か?

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インターネットの巨人Googleが、出版業界で既に行っているようなことをテレビ業界でも行うかもしれない。つまり、動画コンテンツへのリンクを張り、コンテンツ制作者を介さないということだ。Androidベースのセットトップボックスに反対の声を上げている一部のテレビ業界幹部は、まさにこの懸念を抱いているようだ。

Google はウェブデータをテレビ番組やオンライン動画と組み合わせたいと考えているが、コンテンツ所有者は「テレビ所有者の既存の放送事業を食い合う可能性のあるビジネスモデルを Google が提供できるかどうか疑問視している」とウォール・ストリート・ジャーナルは報じている。

その結果、一部のテレビ局は、Android ベースのユニットを含む特定のデバイスから自社のコンテンツをブロックすることを検討している。

音楽、ビデオ、テレビ番組のエピソードを既成の販売形態で提供するAppleのiTunes Storeとは異なり、カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置く同社は、ユーザー基盤の構築を待ってからビジネスモデルの可能性を探っている。そのため、メディア企業の幹部は、ネットワークテレビのエピソードが海賊版映画と並んで表示されることを懸念している。一方、Googleは検索連動型広告で収益を上げている。

これは、Apple独自のテレビ事業計画への布石となる可能性がある。今月初めの報道によると、AppleはApple TVをiTVにリブランドする計画だ。iTVはiPhoneのようなアプリケーションと高解像度テレビを組み合わせた、99ドルのiOSベースデバイスだ。別の報道によると、Appleはこのプラットフォームを利用して、1エピソードあたり0.99ドルでテレビ番組をストリーミング配信する可能性があるという。

[AppleInsider、WSJ]