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ジョナサン・アイブ氏がAppleを退社し、自身のデザイン会社を設立するというニュースが、今日の午後、テクノロジー業界を揺るがしている。Appleはすでに、アイブ氏のデザイン会社「LoveFrom」の最初の顧客として契約を結んでいる。

アップル退社に関する新たなインタビューで、アイブ氏はアップルの共同設立者であるスティーブ・ジョブズ氏がどのようにして新会社の名前のインスピレーションになったかを説明した。

「何年か前の従業員会議でスティーブが話していたんだ」とアイブ氏はフィナンシャル・タイムズに語った。「彼は、何かを愛情と心を込めて作る時、たとえその作品を作っている相手に会うことも、握手することもおそらくないとしても、心を込めて何かを作ることで、人類、この種族への感謝の気持ちを表しているのだ、というのが根本的な動機の一つだと語った。」

ジョニー・アイブとスティーブ・ジョブズは、Apple在籍中、非常に親密な関係を築いていました。スティーブはジョニーのデザインラボを頻繁に訪れ、よく一緒に昼食をとっていました。しかし、ジョブズはジョニーを批判することをためらいませんでした。例えば、スティーブから「うぬぼれが強い」と言われたこともあります。

アイブ氏は、スティーブ氏の「ものづくり」の説明に非常に共感したため、自分のやっていることを簡潔に表す「LoveFrom」という新しい会社名に決めたと語った。

「これはまさに、私が過去30年間に学んできたこと、そしてこれからも学び続けていくことの集大成です。世界中から集まった、非常に多様な専門分野を持つクリエイターたちの集まりになるでしょう。」

LoveFromの詳細は、2020年の発売が近づくにつれて明らかになるだろう。アイブ氏によると、今後も一緒に仕事をするであろう馴染みのある人物の一人は、2014年にAppleに入社したデザイナー仲間のマーク・ニューソンだという。2人はApple以外でも数々のデザインでコラボレーションしており、これからは彼らが望むあらゆるアイデアを自由に試すことができるようになるだろう。