Mac OS Xの父、科学に専念するためAppleを去る
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Mac OS Xの父、科学に専念するためAppleを去る

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Mac OS Xの父、科学に専念するためAppleを去る
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Mac OS Xの「父」が、同ソフトウェアの10周年を機に退任するのは、まさにうってつけと言えるだろう。AppleのMacソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントであり、長年スティーブ・ジョブズの協力者でもあったベットランド・セルレット氏が水曜日に、このテクノロジー界の巨人から退任すると発表した。後任のセルレット氏は、AppleのモバイルiOSプラットフォームとの連携を強化した次世代MacOS X、10.7「Lion」の開発を指揮してきた。

コンピュータサイエンスの博士号を持つセルレット氏は、「製品よりも科学に重点を置きたい」と表明した。彼は、近々リリースされるMac OS X 10.7について、「素晴らしいリリースであり、移行はシームレスになるはずだ」と述べた。AppleのMacソフトウェアエンジニアリング担当副社長であるクレイグ・フェデリギ氏は、2010年末にメディア向けにMac OS X 10.7 Lionのデモンストレーションを行った。


退任するアップル幹部は、ジョブズ氏と共に働いた20年以上を「素晴らしい時間」と表現した。セルレット氏はゼロックス・パロアルト研究所で4年間勤務した後、1989年にジョブズ氏と共にNeXT社に入社した。1997年にアップル社に入社し、Mac OS Xオペレーティングシステムの開発に携わった。このオペレーティングシステムは、カリフォルニア州クパチーノを拠点とする同社に再び息吹を吹き込んだと多くの人に評価されている。

Serlet 氏と同様に、Federighi 氏も NeXT 出身で、その後 Apple に入社して Mac OS X のエンジニアリングを率いていました。

[AppleInsider、CNET]