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写真:Bluetooth SIG
Bluetooth ヘッドフォンはほぼどこにでも普及しており、今後登場する Auracast という機能により、コンピューターや電話から 1 台の Bluetooth レシーバーだけでなく、周囲にあるすべてのレシーバーに音楽をストリーミングできるようになります。
Bluetooth の Auracast ブロードキャストオーディオの目的の 1 つは、ユーザーが音楽をグループで共有できるようにすることですが、より実用的な用途もあります。
Bluetooth Auracast放送音声は楽しく実用的なアプリケーションです
イヤホンで音楽を聴くのは、これまではプライベートな体験でした。しかし、Auracastなら、もうそんなことはありません。周りの人に迷惑をかけることなく、グループ全員で一緒に音楽を聴くことができます。
エンターテイメントへの活用方法は明らかです。素晴らしい曲を楽しんでいる人が、Auracast対応のBluetoothイヤホンを使って友達を招待し、一緒に楽しむことができます。さらに、実用的な用途もあります。空港の構内放送システムにヘッドフォンを接続すれば、ゲートの変更や搭乗時刻などのアナウンスを確実に聞くことができます。
Bluetooth技術を監督する業界団体Bluetooth Special Interest Groupの声明によると、この機能はまだ開発中ですが、「スマートフォン、ノートパソコン、テレビ、拡声システムなどの音声送信機が、近くにある無制限の数のBluetooth音声受信機に音声をブロードキャストできるようになります」とのことです。
Auracast ブロードキャスト オーディオを定義する仕様は Bluetooth LE Audio の一部であり、今後数か月以内にリリースされる予定です。
「Auracast放送オーディオの導入により、個人的なワイヤレスリスニング体験から共有のワイヤレスリスニング体験へと移行し、ワイヤレスオーディオの潜在能力を最大限に引き出し、お客様にさらなる価値と喜びをもたらすことができます」と、XiaomiのSVPであるZeng Xuezhong氏は述べています。
Appleも参加するのでしょうか?
Appleがこの機能をMac、iPhone、AirPodsに搭載するかどうかはまだ不明です。しかし、AppleはBluetooth SIGのメンバーであるだけでなく、理事会にも参加しています。
とはいえ、クパチーノには独自のワイヤレスオーディオ共有方式があります。iPhoneユーザーは、自分のAirPodsを使いながら友人と曲を共有したり映画を視聴したりできます。そのため、AppleがAuracastを採用しない可能性も考えられます。