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写真:キリアン・ベル/Cult of Mac
台湾から発信された新たなレポートによると、Appleは将来のiPhone向けにタッチスクリーンとディスプレイドライバーの両方を扱うシングルチップソリューションを開発しているとのことだ。
興味深いことに、このレポートでは、統合型デザインは超薄型で超幅狭のディスプレイに収まるように設計されていると示唆している。また、メインディスプレイに指紋センサーを統合することで、Apple は物理的な iPhone の「ホーム」ボタンの必要性を完全に排除できるとも述べている。
もしこれが正しいとすれば、このレポートはいくつかの理由で興味深いものとなる。
まず、「ホーム」ボタンを廃止して仮想ボタンにすることで、Apple は iPhone のフォームファクタの物理的なサイズを大きくすることなく、ディスプレイ用のスペースを確保できるようになります。
これは、Appleがチップ設計の内製化を進めていることを示唆しています。広告から自社製品のCPU設計に至るまで、Appleは近年、これまでサードパーティに委託していた事業領域を自社傘下に収める傾向が強まっています。これは、Appleが持つコントロール(と機密性)を強化するためです。
しかし、本日のレポートが指摘しているように、Apple の社内設計事業の拡大は「世界の半導体業界の状況に大きな影響を与える可能性がある」。
これは、アバゴによるアップルの主要サプライヤーであるブロードコムの買収計画など、さまざまな合併や買収が発表されるなど、世界中の半導体業界がすでに数多くの大変動を経験している時期に、特に厳しいものとなるだろう。
出典:Digitimes