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サムスン対アップルの特許裁判において、ルーシー・コー判事は厳格かつ皮肉屋の傍聴者であり、実際の訴訟というよりは子供同士の喧嘩のようだった。今、コー判事は再び声を上げ、サムスンとアップルに対し、両社がまたしても互いに無数の主張をぶつけ合って皆の時間を無駄にしているとして、訴訟を「焦点を絞って合理化」する必要があると訴えている。
ブルームバーグは次のように報じている。
カリフォルニア州サンノゼの米国地方裁判所判事ルーシー・H・コー氏は本日、両社の弁護士に対し、訴訟を25件の特許請求(問題となっている特許の要素)と25件の被告製品に「焦点を絞って合理化」する必要があると命じた。
コー氏は本日、関連する2件の特許訴訟のうち最新の訴訟において、裁判官としてこの請求を行った。この訴訟は昨年提起されたもので、サムスンのGalaxy S IIIやアップルのiPhone 5など、両社が製造する新型スマートフォンの技術を対象としている。
「どんどん絞り込んでいきます」とコー氏は言った。「あなたはもう1年もこの件で訴訟を続けています。何が最善の策なのか、きっと分かっているはずです」
彼女が苛立っているのも無理はない。サムスンとアップルの間では既に一度裁判が終わっており、現在は控訴を待っているが、次の裁判は2014年に予定されている。この裁判に向けて、サムスンとアップルは実質的に、保有するあらゆる特許を互いにぶつけ合い、どれが通用するかを競っている。サムスンはすでに、iPhoneとiPadの「全世代」が自社の特許を侵害していると主張しており、アップルは最近、スマートフォンとタブレットのギャラクシーノートシリーズを訴状に載せるよう求めている。
出典:ブルームバーグ