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写真:InVisage/YouTube
アップルは、iPhoneの写真やビデオの性能を向上させる新しい画像センサー技術を開発したカリフォルニアの新興企業を買収したと報じられている。
デジタルイメージング業界を専門とするニュースウェブサイトが、AppleによるInVisageの買収について報じた。匿名の情報筋によると、買収は7月に完了したという。報道によると、InVisageの元従業員の中には既にクパチーノで働いている人もいるという。
Image Sensors Worldのレポートによれば、この取引は公式には発表されておらず、記事の見出しは「InVisage が Apple に買収される?」でやや曖昧になっているという。
写真ウェブサイト「PetaPixel」によると、InVisage社は従来のカメラセンサーの4倍の感度を持つセンサーを開発したという。「Quantum Film Sensor(量子フィルムセンサー)」と呼ばれるこのセンサーは、半導体材料と「量子ドット」を用いることで、従来のシリコンよりも効率的に光を集めることができる。

写真:InVisage/YouTube
PetaPixelによると、QuantumFilm センサーはより高い解像度、光感度、そして優れたダイナミック レンジを誇るという。

写真:InVisage/YouTube
2015年に公開されたQuantumFilmセンサーのプロモーションビデオでは、iPhone 6とInVisageセンサーを搭載したカメラの映像を並べて比較しています(下のビデオをご覧ください)。ビデオによると、QuantumFilmセンサーで撮影した映像は、より豊かで鮮やかな色彩が表現されているだけでなく、ローリングシャッター歪みのない動きも捉えているようです。

写真:InVisage/YouTube
このセンサー技術が現在クパチーノにあるというニュースは、Apple の新しい TrueDepth カメラシステムのせいで宣伝され需要が高まっている iPhone X の公式公開の 2 日前に発表された。
出典: PetaPixel
https://youtu.be/WpfIHdn1Df0