iWatchはiPadよりも大きなヒットになるかもしれない

ニュース

スマートウォッチは現在ニッチな製品だが、その状態は長くは続かないかもしれないとUSBアナリストのスティーブン・ミルノビッチ氏は語り、iWatchの販売台数は2015年度に2100万台、翌年にはさらに3600万台に達し、アップルのiPadの販売台数に匹敵する可能性があると予測している。

比較すると、iPadは発売初年度に1,950万台を売り上げ、2年目には4,760万台に増加した。（iPhoneは発売初年度に540万台と比較的わずかな販売台数にとどまった。これは、まだAppleのモバイルプラットフォームを確立している段階だったためだ。）

「iWatchの販売台数はiPadの販売台数とほぼ同程度になると予想しています。普及率が同程度であれば、売上高は増加するでしょう」とミルノビッチ氏は投資家向けメモに記している。「iPad発売時よりも顧客基盤が拡大し、平均販売価格も低下する可能性があるため、iWatchの販売台数は増加する可能性があります」。しかし、ミルノビッチ氏はiWatchがApple初のウェアラブルデバイスであり、すべてのユーザーに受け入れられるわけではないと指摘し、慎重な見方も示しています。

発売日に関しては、ミルノビッチ氏は今年後半と予想する最近の報道に同意している。

「WWDCでのHealthKitの発表、最近のヘルスケア業界の採用、LuxVue Technologyの買収、そしてRe/Codeカンファレンスにおけるエディ・キュー氏の前向きな発言を受けて、Appleがホリデーシーズン前にiWatchを発売するとの確信が高まっています」と彼は記している。また、平均小売価格が300ドルと予想されることから、iWatchは1株当たり利益（EPS）を1～2ポイント押し上げる可能性があるとミルノビッチ氏は示唆している。この価格であれば、Appleは発売時に約25%の製品利益率を達成し、数四半期かけて30%台前半まで上昇する可能性があるとミルノビッチ氏は見ている。

これが Apple の最終損益にどのような影響を与えるのか疑問に思う人々のために、ミルノビッチ氏の推計によれば、Apple の 2015 年度の収益は 65 億ドル増加し、2016 年度の収益は約 110 億ドル増加することになる。

出典：USBの投資家向けメモ