アップル、アナリストと会談、iPhoneの低価格化とSIMの再プログラム化を示唆

アップル、アナリストと会談、iPhoneの低価格化とSIMの再プログラム化を示唆

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アップル、アナリストと会談、iPhoneの低価格化とSIMの再プログラム化を示唆
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iPhoneナノ

アップルは、いつものように先週アナリストらと会い、計画ではないにせよ、少なくとも企業の考え方や戦略の現状について話し合い、アップルが見ている将来を間接的に垣間見せた。

そうしたアナリストの一人、バーンスタイン・リサーチのトニ・サコナギ氏は、最高執行責任者(COO)のティム・クック氏、最高財務責任者(CFO)のピーター・オッペンハイマー氏、および副社長のエディ・キュー氏との会談についてのメモを発表した。そしてトニ氏によると、Apple はより安価な iPhone nano を近々発売することを強く示唆しているという。

クック氏は、iPhoneが何百万人もの新規顧客をApple製品にもたらしたことから、iPhoneを「すべての後光製品の母」と呼び、Appleは「いかなる市場も譲るつもりはない」と述べ、iPhone市場を拡大するために「Appleがより低価格の製品を開発する可能性が高いという考えを再確認したようだ」と語った。

特にクック氏は、プリペイド市場への対応に「賢明な取り組み」を行っており、Appleは自社製品を「富裕層向け」にしたくないと述べた。また、iPhoneが利用可能な通信事業者の数を大幅に拡大することを目指していると述べた。

最も興味深いのは、サコナギ氏が、アップルのCFOピーター・オッペンハイマー氏が、アップルは今後は通信事業者に契約条件を決めさせないと主張したと述べていることだ。これは、アップルが再プログラム可能なソフトSIMモジュールで「通信事業者の仲介を排除する」ことを目指しているという考えを強めるかもしれない。

これらの報道を総合すると、AppleはiPodシリーズと同様に、早急にiPhoneシリーズを多様化させる意向を強く示唆している。もしこれが事実なら、6月に発表されるiPhoneは1機種ではなく、2機種以上になる可能性がある。