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写真:Pixabay
Instagram は、個人の位置情報データに関して Facebook とより緊密に統合し始めています。
Instagramは、Facebookアプリを開かなくてもユーザーのGPS座標をすべてFacebookと共有できる新機能をテストしていると報じられています。これによりFacebookはユーザーに関するより多くの情報を収集し、よりターゲットを絞った広告やコンテンツを提供できるようになりますが、一部のInstagramファンを怒らせる可能性があります。
FacebookがInstagramのデータを入手しようとする新たな策略は、Instagramの共同創業者であるCEOのケビン・シストロム氏とCTOのマイク・クリーガー氏が同社を去ってからわずか数週間後に発覚した。シストロム氏とクリーガー氏はマーク・ザッカーバーグ氏と衝突を繰り返し、Instagramがかつてのように独立して運営できていないことに不満を抱いていたと報じられている。
FacebookがInstagramからデータを採掘
Instagramのジオタグ付きデータは、Facebookプロフィールのアクティビティログに表示される。アクティビティログには、ユーザーが訪れた場所の地図が毎日表示される。モバイル研究者のジェーン・マンチュン・ウォン氏が、このデータ共有機能のテストについて最初に公表した。
Instagram は「Facebook 製品」として、自社のアプリで Facebook のロケーション履歴をテストしています。
これにより、デバイスから正確な位置情報の履歴を追跡することができ、Instagramアプリからも追跡できるようになります。
以前:https://t.co/JCQGnawJbV pic.twitter.com/S02lyIfTlu
— ジェーン・マンチュン・ウォン (@wongmjane) 2018年10月4日
Facebookは現在、データ共有の仕組みをテストしている段階です。まだすべてのInstagramユーザーには展開されていませんが、近いうちに展開される可能性があります。Techcrunchへの声明では、Facebookはデータ共有設定をすべてのユーザーに展開するかどうか、またいつ展開するかについては言及していません。
「ご確認のとおり、位置情報設定にアップデートは導入しておりません。ご存知のとおり、私たちは時とともに進化したり、最終的にテストやリリースに至らなかったりする可能性のあるアイデアに取り組んでいることが多いのです」とFacebookの広報担当者は述べています。「Instagramは現在、位置情報履歴を保存していません。今後、位置情報設定に変更があった場合は、随時お知らせいたします。」