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マカフィーのセキュリティ専門家らが新たな調査の詳細を発表したところによると、2011年第2四半期にAndroid搭載デバイスでは第1四半期に比べてマルウェアが76%も増加した一方、AppleのiOSデバイスは悪意ある攻撃の影響を受けなかったという。
Electronistaが伝えた2011年第2四半期の脅威レポートの中で、 マカフィーは「2011年の脅威情勢は混沌と変化の年を迎えている」と指摘した。かつてマルウェアの標的プラットフォームとして3位だったGoogleのAndroidプラットフォームは、44件のマルウェアが発見されたことで、1位に躍り出た。
このような人気のプラットフォームに対する脅威の増加は、モバイルデバイス上での私たちの行動と、この増加に対抗するためのセキュリティ業界の準備を再検討させるものとなるでしょう。」
しかし、iOSデバイスを使っている私たちにとって、心配する必要はほとんどないようです。Androidプラットフォームのファンからしばしば批判されるAppleの「クローズド」エコシステムのおかげで、iPhone、iPad、iPod touchはスティーブ・ジョブズのクパチーノにあるオフィスよりも安全です。
6月にシマンテックは、iOSはモバイルマルウェアに対して「完全な保護」を備えているが、Androidオペレーティングシステムは「保護がほとんどない」というレポートを発表しました。
しかし、将来iOSデバイスが感染する可能性はあります。マカフィーは、最近一部のMac OS Xユーザーを悩ませたMac Defenderマルウェアに言及し、iOSデバイスに対する同様の攻撃は「『もし』ではなく『いつ』起こるかの問題だ」と述べています。
Android プラットフォームに加えて、Java ME、Symbian、RIM の BlackBerry OS を実行するデバイスもマルウェアの増加の影響を受けていますが、HP の webOS プラットフォームは iOS と同じくらい安全であるようです。
[ AppleInsider経由]