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キャリアがAppleのiPhoneの単なるパイプ役になって以来、彼らは顧客に対する失われた支配力を取り戻そうと試みてきた。そして今、AT&T、Verizon、Sprintを含む24社の大手キャリアが、App Storeに対抗するプラットフォームの構築を目指しており、具体的な名称は伏せられた「オープンテクノロジープラットフォーム」で開発者を誘致しようとしているという報道が出ている。
アナリストたちは既に警告を発しており、これほど多くのサメが密集して泳いでいる現状では、問題が発生するのは必然だと警告している。「これほど多くのモバイル通信事業者が、この取り組みを成功させるために必要なレベルの協力と統合を実現できるかどうかは疑問だ」と、インフォマ・テレコムズのアナリスト、マーク・ニューマン氏は述べた。
ニューマンの言う通りかもしれない。昨年、ベライゾンがVCastをApp Storeキラーと謳ったことを覚えているだろうか?AT&Tとベライゾンの訴訟も覚えているだろうか?そして、AT&Tとスプリントの激しい攻防も続いている。どういうわけか、これらの競合企業は「クンバヤ(和気あいあい)」の瞬間を迎えるべきなのだ。
サンデー・タイムズ紙によると、サービスの差別化が、最もクールな端末の性能から、最も優れたソフトウェアアプリの提供へと移行する中、サムスン、ソニー・エリクソン、LGが、火曜日に開催されるモバイル・ワールド・コングレスでの同社の発表に参加すると予想されている。しかし、通信事業者と携帯電話メーカーの両方が獲得を目指している開発者層は、この新しいウォールド・ガーデンへの参加には関心がないようだ。
「彼らはAppleやAndroid向けのアプリ開発に関心があり、これまで不利なレベニューシェア契約を結んできた通信事業者を信用してこなかった」とニューマン氏は述べた。実際、多くの開発者は「通信事業者がアプリケーション開発コミュニティから完全に距離を置いてくれることを望んでいる」と同氏は述べた。
スマートフォン市場でApple、Android、RIMと競合する通信事業者にとって、より現実的な選択肢は、100ドルの端末とシンプルなインターネット接続を求める顧客をより多く獲得することかもしれない。「通信事業者が100ユーロ(約1万3500円)で優れたモバイルインターネット体験を提供するデバイスを投入できれば、より多くの低消費電力ユーザーにデータプランを販売できる可能性がある」とアナリストは付け加えた。
[サンデー・タイムズと9to5Macより]