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写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac
イタリアは、Appleの独占禁止法違反の可能性に関する最新の調査を開始しました。イタリアの独占禁止当局が月曜日に発表したこの調査では、AppleのiCloudクラウドコンピューティングサービスが調査対象となります。
グーグルの親会社アルファベットとドロップボックスについても同様の調査が行われる予定だ。
調査は不公正な商慣行に焦点を当てていると思われる。また、消費者の権利侵害や契約条件における不公正な条項の可能性についても調査する予定だ。
これは、イタリア当局が今年Appleに焦点を当てた独占禁止法調査を発表した2件目となる。同国は7月、AmazonにおけるApple製品とBeatsヘッドフォンの販売に関する「反競争的合意」の可能性について調査を開始した。
イタリアの反トラスト監視機関は2018年後半、老朽化したバッテリーを搭載した古いiPhoneの速度を低下させたとしてAppleに1140万ドルの罰金を科したことがある。
Appleは現在、様々なサービスに関して、多くの国で調査を受けている。米国で進行中の独占禁止法違反の調査を含め、その多くはApp Storeに焦点を当てている。しかし、Appleは電子書籍やApple PayからSiriによるデータ収集疑惑まで、あらゆるサービスに関する調査にも直面している。Appleは特定の分野で市場シェアでトップに立っているわけではないにもかかわらず、現在、Appleの商用サービスのうち、独占禁止法違反の調査を免れているものはほとんどないようだ。
出典:ロイター