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Apple 社は今年後半に超高速 LTE 対応の「4G」iPhone を発売する予定だが、チップ製造の遅れにより計画が頓挫したと報じられている。しかし、2012 年にデバイスが発売されれば、China Mobile が供給することになる。
中国移動は本日、将来のiPhoneに同社の4G技術を採用することでAppleと「合意に達した」と発表した。中国移動の王建州会長によると、Appleとの協議は継続中とのことだが、iPhoneの発売時期や両社間で具体的にどのような合意がなされたのかについては明らかにしなかった。
王氏によると、中国移動は来年初めに4G技術の商用試験を開始する予定だ。「4G」とは、LTEと呼ばれる次世代の携帯電話データ通信技術を指す。これは、現在AppleのiPhone 4で使用されている3G技術の後継技術であるため、しばしば4Gと呼ばれる。
王氏はまた、iPhoneは現在サポートされていないにもかかわらず、中国移動ネットワークで400万人以上がiPhoneを利用していることを明らかにした。ライバルの中国聯通は現在、中国でAppleのスマートフォンを提供している唯一の通信事業者である。
ワン氏がAppleとの潜在的な取引について漏らしたのは今回が初めてではない。3月には、AppleのCEOであるスティーブ・ジョブズ氏が「LTE対応iPhoneに興味を示しており」、早期に実現させたいと考えていると明かしていた。さらにそれ以前の1月には、Appleが将来のiPhoneで4G技術に対応することを「明確にした」とワン氏は明かしていた。
[ AppleInsider経由]