インドで新型コロナ感染者急増、iPhone生産に問題

インドで新型コロナ感染者急増、iPhone生産に問題

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インドで新型コロナ感染者急増、iPhone生産に問題
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インドは新型コロナウイルスのパンデミックで大きな打撃を受けている。
写真:Apple

インドで新型コロナウイルス感染者数が急増したことで、同国で製造されるiPhoneの生産は大きな障害に直面している。フォックスコンのある工場では、生産能力が50%以上削減されたと報じられている。

インドでは4月に新型コロナウイルス感染症の感染者数が急増しました。現在までにインド国内で確認された感染者数は2,290万人、死者は24万9,992人と報告されています。しかし、実際の感染者数はさらに多いと考えられています。

当然のことながら、この感染者数の急増は製造業にも打撃を与えており、インドでは多くの労働者が職を離れたためiPhoneの製造が低迷している。

インドでiPhoneを製造している企業の一つ、フォックスコンは、インドの工場の一つで「少数の従業員」が陽性反応を示したと発表した。具体的な人数やiPhoneの生産への影響については明らかにしていない。

ロイターは次のように指摘している。

「州内のフォックスコン従業員100人以上がCOVID-19の検査で陽性となり、同社は5月下旬まで州都チェンナイの工場への立ち入り禁止措置を実施した」とある[情報筋]は語った。

「昨日から従業員は施設から出ることは許可されているものの、入ることは許可されていない」と関係者は語った。「生産品のごく一部しか保管されていない」

インドにおけるアップルの製造

フォックスコンはロイター通信への声明で、「当社は従業員の健康と安全を最優先事項としており、そのためインドの地方自治体や公衆衛生当局と緊密に協力し、当社およびすべての企業がCOVID-19危機への対応で直面している課題に取り組んでいる」と述べた。

Appleはここ数年、インドでの生産を徐々に拡大してきました。これは中国への依存を減らす取り組みの一環です。今年初め、FoxconnはインドでiPhone 12の生産を開始しました。Wistronは2017年にインドでiPhoneの製造を開始した最初の企業です。

Appleは最近、インドにおける新型コロナウイルス救援活動を支援するために寄付を行いました。「インドで新型コロナウイルス感染症の感染者が急増する中、医療従事者、Appleファミリー、そしてパンデミックのこの厳しい局面と闘っているすべての人々に心からお見舞い申し上げます」とティム・クック氏はツイートしました。