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写真:Apple
HBOの親会社であるタイム・ワーナーの買収に関心があるのはAT&Tだけではない。
新たな報道によると、iPhoneメーカーであるApple社は、タイム・ワーナー社とAT&T社との買収交渉が進んでいる状況を注視しているという。それによると、Apple社の幹部は数カ月前に同社に対し、合併の可能性について打診したという。
[contextly_auto_sidebar]ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、ティム・クックCEO率いる幹部らがTW買収交渉に関与していたが、交渉は「予備段階にとどまった」という。
タイム・ワーナーのポートフォリオに企業を加えれば、AppleはiPhone、iPad、Mac、Apple TVで提供できる膨大なコンテンツを瞬く間に手に入れることができる。タイム・ワーナーは、HBO、カートゥーン ネットワーク、DCコミックス、CNN、タイム社、TNT、TBS、ワーナー・ブラザースなど、数十の企業を所有している。
タイム・ワーナーが入札戦争?
他の候補企業がタイム・ワーナーの買収に参入し、入札合戦を繰り広げたり、AT&Tとの契約を破棄したりする可能性がある。もしAT&Tがタイム・ワーナーを買収することになれば、他のテクノロジー企業によるメディア企業の買収が活発化する可能性がある。
コムキャストはタイム・ワーナーまたはその一部の買収に関心を示している可能性がある。CBSのCEO、レスリー・ムーンベスは、タイム・ワーナーのCEO、ジェフ・ビュークスと企業統合について何度か協議したとされているが、タイム・ワーナーはこの取引に大きな期待を抱いていなかった。
グーグル、ウォルト・ディズニー、21世紀フォックスは、タイム・ワーナー買収に動く可能性は低いと言われている。AT&Tは、競争が激化する前に買収を成立させたいと考えているようだ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、合併の発表は早ければ今週末にも行われる可能性があると報じている。