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アップルのゲーム機「iPod touch」は、クパチーノが若いユーザーにiPhoneを紹介する手段となりつつある。研究者によると、電話機能のないiPodは、9月までに販売されたiPhone OS搭載デバイスの40%以上を占めた。
モバイル分析ソフトウェア企業Flurryは、iPod touchが「次世代のiPhoneユーザーの間で静かに忠実なユーザー基盤を築きつつある」と発表した。この調査では、若いiPod touchユーザーがゲームやソーシャルネットワーキングに利用していることも示唆されている。Flurryの調査によると、iPod touchのセッションの42%にソーシャルメディアが含まれ、ゲームは49%を占めている。
「今日の若いiPod touchユーザーは5歳年を取る頃には、すでにiTunesアカウントを持ち、iPod touchに個人の連絡先を保存し、何百ものアプリや楽曲を購入し、iPhone OSのユーザーインターフェースをマスターしているだろう」と調査は述べている。Flurryによると、これにより「Appleは若いユーザーをiPod touchからiPhoneへとシームレスに『卒業』させることができる」という。
報告書では、iPod touchでのソーシャルネットワーキングとゲーム利用の大幅な増加は「iPod touch世代が同世代の間で影響力を強く持っていることを反映している」としている。
これらの数字はAppleにとって励みとなる一方で、競合他社にとっては警告となるものもあった。「Appleに挑戦したいと考えているOEMは、これまで以上に緊迫感を持つ必要がある」と報告書は勧告している。
[9to5MacおよびAppleInsider経由]