RIMは買収するには放射能が強すぎる

RIMは買収するには放射能が強すぎる

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RIMは買収するには放射能が強すぎる
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写真:レオ・レイノルズ - http://flic.kr/p/7eAGUa
写真:レオ・レイノルズ - http://flic.kr/p/7eAGUa

AppleとAndroidの両方から核攻撃を受けたRIMは、今や買収すら不可能なほど放射能汚染されている。まるでウォール街の広島のような影で、触れることすらできない。

かつて830億ドルの価値があったオンタリオ州ウォータールーのブラックベリーメーカー、RIMの時価総額は、カリフォルニア州クパチーノのテクノロジー大手RIMに痛恨の敗北を喫した後、約150億ドルにまで下落した。RIMはiMessageで最大の集客力を奪った。火曜日のRIM株価の10%上昇さえ、ウォール街は軽視した。「これは典型的な底値からの反発だ」と、あるアナリストはロイター通信に語った。

RIMは生き残りをかけて、人員削減に加え、注目度の高いタブレット「PlayBook」の生産も削減している。サプライヤーが台湾の業界紙DigiTimesに語ったところによると、同社は第2四半期の同タブレット出荷台数を80万台から90万台と見込んでおり、従来の240万台から250万台から減少している。

しかし、RIMが長年にわたる失敗や失敗の積み重ねを正そうと努力する中で、買収の可能性が取り沙汰されており、MicrosoftとDellが買収候補として噂されている。しかし、まともな戦略が立てられないような会社に、誰が賭けたいと思うだろうか?

まずRIMはスマートフォンの台頭を予測せず、次に電子メール以外のサービスも拡大せず、そして消費者市場でAppleと競争しようとして誤った行動をとった。その間、同社の経営陣はタイタニック号のデッキチェアの配置換えをしていた。

昨日のRIM株の上昇は、同社への信頼の回復と解釈される可能性もあるが、ウォール街の動きは、M&Aのサメたちが獲物を求めて群がっている最初の兆候である可能性もある。過去の出来事を鑑みると、いずれにせよ、RIMにとって良いニュースではない可能性は高い。