日本のソフトバンク、iPhoneでライバルに勝つ

日本のソフトバンク、iPhoneでライバルに勝つ

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日本のソフトバンク、iPhoneでライバルに勝つ
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日本国内で携帯電話事業者3位のソフトバンクは水曜日、6月の携帯電話契約数が22万9500人に達したと発表した。これは、国内最大手のNTTドコモの16万4000人を上回った。2位のKDDIの新規契約数はわずか6万1300人だった。スマートフォンの4分の3近くがアップル製である日本において、ソフトバンクはiPhoneの独占プロバイダーとなっている。

4月、ソフトバンクの孫正義社長は「iPhoneの売れ行きが非常に好調で、その恩恵を実感している」と述べた。Appleは日本で170万台のiPhoneを販売し、これは同国のスマートフォン全体の72%を占めた。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、iPhoneは2009年と比べてスマートフォン市場を倍増させたとされている。


ソフトバンクは、ほぼ24時間体制のテレビコマーシャル、印刷広告、価格設定(2年間の契約で16GBのiPhoneを無料提供など)などの戦略を使って、iPhoneを積極的に販売してきた。しかし、ソフトバンクは今、SIMロックフリーの携帯電話という新たな競争要因に直面している。

日本政府は、携帯電話事業者に対し、特定の通信事業者への端末ロックの撤廃を「奨励」している。消費者に選択肢を広げるこの動きは、NTTドコモとKDDIにとって、iPhoneの台頭に対抗するための武器となる可能性がある。現在、携帯電話のSIMロック解除は任意だが、ドコモは来年4月にSIMロック解除を実施する計画を発表している。ソフトバンクは今のところこの流れに乗ろうとしていないが、日本の消費者に選択肢を提供しなければ、どのように対抗していくのかは不透明だ。

[ウォール・ストリート・ジャーナル]