- ニュース

写真:アップル
苦戦を強いられているアップル向けディスプレイ事業のジャパンディスプレイは火曜日、匿名の「海外顧客」から2億ドルの調達契約を締結したと発表した。顧客名は明らかにされていないが、ロイター通信はアップルであると報じている。
2億ドルの資金は、中部地方にあるジャパンディスプレイの主要スマートフォンスクリーン工場の設備購入による顧客からの資金で賄われる。ジャパンディスプレイは昨年、アップルがiPhone向け工場の建設に15億ドルを投じたため、アップルに対し8億ドル以上の債務を負っていた。
ロイター通信によると、調達される資金は「この債務の返済に充てられる」と情報筋は主張している。
ジャパンディスプレイとアップル
ジャパンディスプレイはかつてAppleのディスプレイメーカーとして最大手の一社でした。しかし、他社がOLEDディスプレイを採用する一方で、同社は液晶ディスプレイに固執していたため、近年苦戦を強いられています。それでもAppleはジャパンディスプレイを支持してきました。
アップルは、複数の四半期にわたる赤字を含む最近の苦境を乗り切るため、工場建設のための融資の返済ペースを緩めることに同意した。また、キャッシュフローの改善を図るため、ジャパンディスプレイへの債務についても、分割返済を行っている。