ダブルパンチ：Phiatonのイヤホンはノイズキャンセリング機能とワイヤレス機能を搭載 [レビュー]

レビュー

PhiatonのPS 210：付属のストラップを使えばネックレスとしても使えます

Phiaton PS 210 BTNC（129ドル）イヤホン（そう、名前の通りです）は、Appleの白いイヤホンと全く同じ機能を備えています。チャットしたり、音楽を聴いたり、iPhoneの操作までできます。しかし、白い有線イヤホンとは異なり、これらすべてをBluetooth経由でワイヤレスで実現し、周囲の音を遮断したクリアな音質を耳に届ける、優れたノイズキャンセリング技術を搭載しています。

良い点

まず最初から始めましょう。PS 210 は、まず音楽を聴くためのものです。

iPhoneとMacの両方で音楽を聴いてテストしたところ、210sの音質はかなり良かったです。正直、その良さに驚きました。もちろん、今まで使ったイヤホンの中で一番良い音だと言っているわけではありませんが（実際そうではありません）、価格を考えると十分満足できると思います。

私が聴いていた素晴らしい音質は、少なくとも少しは、210のノイズキャンセリング技術によるものだと確信しています。電源を入れると、テレビや車の騒音など、多くの小さな背景ノイズを効果的に除去してくれます。おかげで、聴いている音楽のニュアンスがより聴き取りやすくなりました。ただ、Phiatronは210が背景ノイズを95%除去すると主張していますが、私の場合は60%程度しか除去できていないと感じました。210が耳にどれだけフィットするかによって、効果は大きく異なるかもしれません。付属のイヤーチップは、私の耳の穴には大きすぎたり小さすぎたりしました。

フィット感について言えば、210は耳の穴を完全に塞ぐほどではありませんでしたが、少なくとも15分ごとに位置を調整してずれないようにする必要はありませんでした。これは他の遮音性イヤホンで経験した問題ですが、PS 210ではそうではありません。Phiatronは210を耳の中にしっかりと固定する優れた設計に成功しています。

最後に、210の便利な電話と音量コントロールが気に入りました。コントロールユニットから、曲のスキップ、音量調整、通話の応答と終了、さらにはSiriの使用まで、iPhoneに触れることなく操作できます。さらに、210はiPhoneの音量とは独立しているため、iPhoneの通常の音量レベルよりもはるかに高い音量まで上げることができます。これは、一部の曲（もちろんデスメタルなど）ではiPhoneが私の望む音量レベルを出せないので、とても便利です。

悪い点

210sを美しい箱から取り出した時、まず最初に気づいたのは、その作りの良さでした。そして、実際に手に取ってみると、その軽さに驚きました。イヤホン本体からコントロールユニットのハウジングまで、すべてが金属のようなプラスチックでできているからです。確かにそのおかげで210sは軽量ですが、耐久性には自信がありません。メーカー希望小売価格が約160ドルなので、もう少ししっかりした作り、例えばアルミニウムやブリキなど、プラスチックではない素材を期待していました。

PS 210 に対する私のもう一つの不満は、内蔵マイクに関するものです。ご存知のとおり、これは通話相手に自分の声を届けるマイクです。箱には、210 には「通話中の背景ノイズの大部分を除去する」エコーオフ技術が搭載されていると書かれていますが、私の経験ではそうではありませんでした。実際、通話中、相手はどんな些細なノイズも聞き取れました。彼らは車の通過音や「足音」について不満を漏らしていましたし、私は 210 のコントロールユニット (マイクがある部分) を付属のネックストラップに付けていたので、マイクが私のくっきりとした胸筋の上を前後に揺れる音も聞こえました。これは営業電話中に聞きたい音ではありません。マイクが背景ノイズをほとんど受けずに動作することを期待するなら、完全に静かな部屋でコントロールユニットを固定した状態でのみ、210 のマイクを使用することをお勧めします。