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写真:Apple
2021年モデルのMacBook Proユーザーの一部から、YouTubeでHDR動画を再生するとカーネルクラッシュが発生するという報告が寄せられています。この問題はSafariとサードパーティ製ウェブブラウザで発生しているようです。
根本的な原因が何なのか、また現在リリースに先立ってベータテスト中の次期macOS 12.1アップデートで修正されるかどうかはまだ明らかではない。
2021年モデルのMacBookはHDRビデオに対応していない
2021年モデルのMacBook Proのデビューは、これまでのところ少々順調すぎた感がありました。今年発売された他のApple製品とは異なり、ハードウェアの不具合や重大なソフトウェアバグは見当たらないように見えました。しかし、今になって状況が変わりました。
MacRumorsフォーラムのスレッドには、YouTube で HDR ビデオを再生しようとしたときにシステムが完全にクラッシュするという新しい MacBook Pro 所有者からの苦情が溢れています。
「YouTubeのHDR動画を閉じた瞬間、ディスプレイがSDRモードに戻るはずだったのに、突然表示が消えてしまいました」とあるユーザーは書いている。「毎回起こるわけではなく、一度だけなんです」
「きっと私と同じクラッシュに遭遇したんでしょうね」と別のユーザーが書き込んでいます。「私の場合は画面が真っ暗になってコンピューターが再起動しました。その後、ログイン後に『コンピューターが予期せず再起動しました』というポップアップが表示されました。」
「私も同じことが起きています」と別のユーザーが言っていました。「SafariでYouTubeの4K HDR動画を再生しているのですが、フルスクリーン再生を終了するとMacが完全にシャットダウンして再起動してしまいます…ほぼ毎回同じ状態になります。」
完全な謎
クラッシュの原因については、ユーザーによって様々な説があります。YouTubeのHDRビデオコーデックに関係しているという説もあれば、GPUドライバーのバグが原因だと主張する人もいます。AirPodsに関連しているのではないかと考えるユーザーもいます。
いずれにせよ、現時点ではこの問題の根本的な解決策はないようです。Safari、Chrome、その他のサードパーティ製ウェブブラウザでは、最新のmacOS 12.0.1アップデートをインストールした後でも発生しているようです。
現在ベータテスト中のmacOS 12.1が、この問題を完全に解決するかどうかはまだ不明です。一部のテスターはアップデートで問題が解決したと報告していますが、ベータ版でも再現できると報告するテスターもいます。