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アップルは、コンピューターとメディアの巨人である本社があるカリフォルニア州クパチーノにおいて、最大の土地所有者となった。同社は最近、かつてヒューレット・パッカードが本社を置いていた98エーカーの敷地を3億ドルで購入したと報じられている。この敷地は、アップルが2006年に購入した50エーカーの敷地に隣接している。
「現在、クパチーノには57棟の建物があり、キャンパスは満杯状態です」と、アップルの広報責任者であるスティーブ・ダウリング氏はマーキュリー・ニュース紙に語った。「今後、成長を続ける中で、オフィスのスペースは従業員にとってより広いものになるでしょう」とダウリング氏は付け加えた。
報告書によると、旧HP社敷地には「HPのパーソナルコンピュータ部門の一部に加え、商用ソフトウェアおよびハードウェア部門もいくつか入居していた。また、HPが会議を開催したり、企業顧客に製品を披露したりするハイテクな『ブリーフィングセンター』も併設されている」という。
追加の土地により、アップルは現在住宅用地として確保されているこのエリアの用途変更許可を取得しやすくなる可能性がある。クパチーノで高校に通っていたアップルCEOのスティーブ・ジョブズは、2006年の買収について、より手頃な場所もあったが、この場所は「私たちが最も気に入っているエリアに留まることができる場所」だと述べていた。
アップルがクパチーノに本社を構えたのは、共同創業者のジョブズ氏とスティーブ・ウォズニアック氏が、創業間もないコンピューター会社を近隣のロスアルトスにあったジョブズ氏の実家のガレージから移転した直後の1977年だった。
[AppleInsider、9to5Mac]