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アップルは昨年夏、サムスンに対する特許侵害訴訟で10億ドルの賠償金を獲得したが、両社の争いはまだ終わっていない。しかし、両者が和解に向けて協議を再開しており、合意が成立する可能性があるとの期待が高まっている。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、アップルが昨年、法廷外での和解を拒否して以来、両社は長らく非公開協議を続けてきた。和解交渉では、サムスンの本拠地である韓国ソウルで数回の対面会談も行われた。
報道によれば、アップルとサムスンは今年2月にほぼ合意に達していたが、取引が行き詰まり、交渉は冷え込み始めたという。
サムスンはアップルに対し、この紛争を解決するため広範なクロスライセンス契約を提示したが、アップルはそうした契約に興味を示さなかったようだ。アップルは9月、裁判所がアップルに10億ドルの賠償金支払いを命じた後、サムスンに対し独自の契約を提示したが、それ以来、両社は良好な関係を保っている。
出典:WSJ