- ニュース

写真:Microsoft
MicrosoftはmacOS向けOutlookアプリを刷新します。モバイル版のユーザーインターフェースを流用することで、ユーザーエクスペリエンスを簡素化し、複雑さを軽減します。この新デザインは、一般公開に先立ち、Microsoft社内で既にテストされています。
Mac版Outlookは今のところかなり古びた印象です。Microsoftが2015年に導入したデザインとほぼ同じままで、抜本的な改良が急務です。一方、モバイル版Outlookは全く逆で、すっきりとモダンで使いやすいです。
The Vergeによると、Microsoftはデスクトップアプリにも同様のアプローチを採用しているとのことです。デザイン変更により、コントロールが1行のリボンにまとめられ、デフォルトのコマンドも削減されます。リボンは引き続きカスタマイズ可能なので、自分好みにコントロールをカスタマイズできますが、操作性は大幅に向上します。
左側のナビゲーションペインから、iOS版Outlookのスイッチャーのように、すべてのメールアカウントのフォルダーに簡単にアクセスできます。また、検索機能の高速化と信頼性の向上、そして内蔵カレンダー機能にも大幅な改善が図られます。
マイクロソフトはMacBookユーザーを獲得しなければならない
「MacBookは重要な影響力を持つ人々や意思決定者の間で人気があります」とMicrosoftは認めています。同社は「Outlookの最高の機能を提供することで、これらのユーザーを獲得する必要があります」
このデザイン変更がmacOS版Outlookユーザーにいつ展開されるかはまだ明らかではありませんが、Microsoft社員の間でテスト中と言われています。Office 365加入者はまずアップデートを受け取り、その後Office 2019のアップデートで提供される予定です。
その間、Microsoftは既存のOutlookアプリに新機能を追加する予定です。スワイプでメールを削除できる新しいトラックパッドジェスチャーや、メールに表を挿入する機能などにご期待ください。