- ハウツー

写真:エヴァン・キルハム/Cult of Mac
iOS 9.3でNight Shiftがリリースされて以来、iPhoneとiPadで使い続けています。本当に良い睡眠を促すのかは分かりませんが、日が沈んだ後に浴びるブルーライトの量を減らすのは悪くないと思っています。ただ、唯一の問題は、低電力モードがオンになっている間は使えないことです。
低電力モードも便利な機能の一つです。Siriのハンズフリーモード、メールの取得、自動ダウンロードといった高電力消費機能をオフにすることで、バッテリーの持ちが悪くなったiPhoneを充電器に繋げるまでバッテリーを長持ちさせてくれます。両方を同時に使えないのは、Night Shiftがバッテリーを大量に消費するからだと思いますが、夜間にバッテリー残量が極端に少なくなると、やはりNight Shiftが恋しくなります。しかし、両方を同時にオンにすることは可能です。Siriに少しだけ仕掛けをすればいいのです。
やり方は次のとおりです。
まず最初に、「設定」>「画面表示と明るさ」>「Night Shift」と進み、Night Shiftメニューを開いて、この機能がオフになっていることを確認してください。少し分かりにくいかもしれませんが、Siriを騙すにはこの方法が必要なのです。
次に、デジタルアシスタントを起動して、低電力モードをオンにするように指示します。子犬のように、コンピューターの音声は誰の声も信じてくれるので、アシスタントは喜んでそうしてくれます。ホームボタンを押してNight Shift画面に戻り、どちらかのスイッチを押してオンにします。オンとオフの時間をスケジュール設定することも、日の出までオレンジ色のライトを点灯させることもできます。
このトリックを使ってもバッテリー寿命に影響が出ないこと、またAppleがSiriの動作の欠陥を塞がないことを保証することはできません。しかし、iOS 9.3.2のベータ版では、ユーザーが回避策を講じなくても両方をオンにできるため、この脆弱性は今後も消えることはないと考えられます。
もちろん、Apple がそのベータ版に関して考えを変えない限りは (Apple はいつもそうするものです)。