アップル、自社株買いに160億ドルを投じ「史上最大の買収」

アップル、自社株買いに160億ドルを投じ「史上最大の買収」

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アップル、自社株買いに160億ドルを投じ「史上最大の買収」
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建物全体に白黒で書かれたリンゴの看板

AppleはYahoo!のように大企業を次々と買収しているわけではないかもしれないが、ある大企業、つまり自社株を大量に買い付けている。前四半期、クパチーノを拠点とする同社は、自社株3,600万株を160億ドルで取得した。その平均価格は1株あたり444ドル強だった。

これはフォーチュンの フィリップ・エルマー・デウィット氏の計算によるもので 、同氏によると、アップルは現金準備金40億ドルを費やし、さらに「いわゆる加速型自社株買いプログラム」を通じて120億ドルを費やしたという。

「これらの株式の大部分、約2,200万株は第3四半期に消却され、最新の10-Q報告書によると、Appleの発行済み株式数は9億800万株となった」とエルマー・デウィット氏は記している。「残りは第4四半期に消却される予定だ。」

少し時間を取って、この状況を整理してみましょう。160億ドルあれば、AppleはNokiaやBlackBerryを3回買収できたはずです。では、なぜ自社株を買収するのでしょうか?

そうですね、自社株を買い戻し、それを吸収することで、Appleは市場に流通する株式数を減らしています。その結果、同社の利益に対する請求権が減るため、同社に投資した人々はより多くの株式を保有することになります。

さらに、このような自社株買いは、Appleが自社の業績に自信を持ち、株価が再び上昇すると確信していることを示しています。Appleの株価はここ数ヶ月、急落を続け、4月には2011年12月以来初めて400ドルを下回り、大きな打撃を受けています。

しかし、アップルは明らかにこの数字は低すぎると感じており、市場が自社の株価を下げすぎていると考えている。

「一つの考え方としては、これはアップルにとって史上最大の買収だ」とアシムコのホレス・デディウ氏は語った。

出典: フォーチュン