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写真:Apple
アップルの現在の幹部構成は「少々平凡すぎる」と考える投資家の提案により、同社は非白人の幹部や取締役を増員せざるを得なくなるかもしれない。
多様性推進の可能性があるこの動きは、アップル株をわずか645株しか保有していない投資家アントニオ・アビアン・マルドナド2世氏の息子が、なぜアップルの取締役のほぼ全員が白人なのかと疑問を抱いたことがきっかけだと報じられている。
「多様性のために、彼らにもう少し早く行動するよう促したい」とマルドナド氏は語った。
マルドナド氏は9月に「採用促進策」の提案を提出しており、これはまだ日程が決まっていないアップルの次回の株主総会で投票される予定だ。
しかし、アップルは変革に取り組んでいると主張し、この提案は採用を「細かく管理」するためのものだとして一蹴している。
アップルは証券取引委員会に対し、このような急速な変化を起こすことの難しさについて「当社には、新入社員がオファーを受け入れるかどうかを保証する権限はない」と述べた。
今週初め、Twitter社がApple社のワールドワイド・インクルージョン&ダイバーシティ担当ディレクターのジェフリー・シミノフ氏を採用したことで、同社の多様性問題が話題になったが、シミノフ氏が白人男性であることが明らかになり、一部ネット上で反発が起きた。
個人的な意見ですが、このような話は良いことよりも害の方がはるかに大きいです。取締役会の人種構成といった複雑な問題に、クォータ制(10代の少年の提案)を主張することで対処しようとするのは、災難を招くだけのように思えます。
私はビジネス界のあらゆるレベルの人々に機会均等が与えられることを望んでいますが、アップルのような進歩的で多様性を支持する企業を攻撃するのは、せいぜい見当違いです。
人種差別をなくすという行為の本質は、人々の肌の色を無視して、その人の資格や成功を優先することではないでしょうか?役員会の写真を見て、恣意的に人種差別があると決めつけるのは、企業を不当に非難する行為です。証拠や文脈が全くない状態では、こうした提案は写真に写っている人々よりも、写真を見る人の意見を物語っているに過ぎません。
この注目の問題についてどう思いますか?ぜひ下のコメント欄にご意見をお寄せください。
出典:ブルームバーグ