- ニュース

Appleはコントロールフリークだらけという伝説的な評判が、この週末に表面化した。ウォール・ストリート・ジャーナルの取材に対し、一部の企業はAppleの新しいモバイル広告プラットフォーム「iAd」の広告枠の作成と掲載に2ヶ月以上かかる可能性があると不満を漏らしている。
「アップルは広告制作のクリエイティブ面を厳しく管理している。これは広告主にとって馴染みのないことだ」と、同紙は日曜日に広告担当者の発言を引用して報じた。ある情報筋はウォール・ストリート・ジャーナルに対し、アップルの関与により広告制作期間が通常より2週間長くなる可能性があると語った。
なぜこれほど大きなタイムラグが生じたのだろうか?Appleが新しいiAdsプラットフォームの「欠陥」を解消する必要があると指摘する声もある。また、Appleは広告開発にHTML5の使用を主張しているものの、広告クライアントにHTML5のフォーマットで何ができて何ができないかを説明するキットを提供していないと指摘する声もある。
しかし、遅延は価値あるもののようだ。日産はロサンゼルス・タイムズ紙に対し、iAdsは従来のモバイル広告の5倍のクリック数を獲得していると語った。Dictionary.comは先週、iAdsによって同サイトの広告枠の料金が177%も上昇したと発表している。
7月1日に開始されたAppleのiAdsプラットフォームは、iPhone、iPad、iPod touchなどのiOSデバイスで使用されるソフトウェアに広告を表示します。
[AppleInsider、WSJ]