アップルのサプライヤー、「iPhone 13」生産を前に人員確保に争う

アップルのサプライヤー、「iPhone 13」生産を前に人員確保に争う

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アップルのサプライヤー、「iPhone 13」生産を前に人員確保に争う
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アップルとフォックスコンの関係は危機に瀕している
Apple製品の開発に興味を持つ人は減っている。
写真:Apple

Appleの製造パートナーは、今後数カ月で「iPhone 13」の生産を強化するにあたり、人員獲得を競っていると報じられている。

フォックスコン、ルクスシェア、レンズテクノロジーなどは、新規従業員の獲得を目指し、ボーナスの増額を含むインセンティブを提供している組立メーカーの一つと言われている。この仕事への関心の低下に伴い、競争は激化している。

アップルの製造パートナーは、クパチーノの最新端末への需要の大幅な増加に対応するため、iPhoneの発売を前に長らく人員増強を余儀なくされてきた。そして、その対応はますます困難になっているようだ。

サウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙は、アップル製品の組み立てに興味を持つ人が減っており、同社の最大手サプライヤー間で新規従業員獲得の競争が激化していると報じている。

アップルのパートナーが新規スタッフ獲得に奮闘

「世界最大のiPhone工場を含む中国のAppleサプライヤーは、製造業の仕事に就きたい若者の減少をめぐる熾烈な競争の中、初任給を引き上げている」と報告書には記されている。

アップルの最大の組立パートナーであるフォックスコンは、新規採用者が90日以上勤務した場合のボーナスを1万200元(1578ドル)に引き上げたと報じられている。レンズテクノロジーはボーナスを5000元から1万元(1544ドル)に倍増した。

Luxshareは現在、新規採用者への紹介ボーナスとして、従来の2,500元から5,000元(772ドル)に増額した。また、以前同社を退職した従業員が復職した場合には、3,800元(587ドル)の上乗せボーナスも用意されている。

製造業の雇用需要の減少を反転させるため、賃金の引き上げも行われています。鄭州市では、過去10年間で最低賃金が800元から1,900元へと2倍以上に上昇しました。

最大1億5000万台のiPhoneが出荷予定

アップルの組み立て業者は、2021年後半だけで次世代iPhoneを1億3000万~1億5000万台出荷するという同社の目標を達成するため、人員確保に奔走していると言われている。

アップルが今秋に新型iPhoneのラインナップ(iPhone 13と呼ばれると思われる)を正式に発表する前の7月と8月に量産が開始される予定だ。