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スーパーに行くなら、パンと牛乳とiPhoneを買ってきて。水曜日にAppleとTescoの提携が発表されたため、イギリスの買い物客の間では、この言葉がすぐに流行るかもしれない。この提携により、イギリス全土のTescoの携帯電話ショップ約100店舗でiPhone 3GとiPhone 3GSが販売されることになる。
仮想ネットワークオペレーターのTesco Mobileおよび通信事業者O2との契約により、Appleの携帯電話はプリペイド式の携帯電話として提供されることになる。
世界第4位の小売企業であるテスコとアップルの提携は、アップルがヨーロッパでiPhoneをより広く流通させるための第一歩となる可能性がある。2008年、アップルは世界最大の小売チェーンである米国ウォルマートで自社製品を販売することに合意した。それ以前は、iPhoneはベスト・バイなどの家電量販店で販売されていた。ウォルマートが一部店舗にアップル製品専用コーナーを設けていることから、アップルはウォルマートを通じてMacを販売する準備も進めているのかもしれない。
もう一つの類似点として、英国でiPhoneの独占販売権を持っていたO2は、今や同じく人気のスマートフォンを販売するライバルのVodafoneやOrangeと競争しなければならない。米国では、iPhone発売以来Appleと独占契約を結んでいたAT&Tが、2010年7月にその契約を失うと報じられている。その時点で、Verizonをはじめとする米国の通信事業者もiPhoneを販売する可能性がある。
[AppleInsider、Engadget、BBC経由]