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写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac
サムスンとアップルは、特許をめぐる終わりのない法廷闘争の一環として、今週、最高裁判所に再び上訴する予定だ。
火曜日の公聴会では、韓国のテクノロジー大手サムスンに対して命じられた特許侵害の損害賠償額3億9900万ドルのうち、実際にいくら支払うべきかが争点となる。
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サムスンの弁護士は、この金額は特許を侵害していると係争中の11台の機器の総利益に相当し、「不釣り合いな」金額だと主張しているが、アップルはサムスンの「露骨な模倣」を理由に正当だと主張している。
サムスンによれば、このケースはスマートフォンの外観を覆うだけなので、2つのカップホルダーが同じように見えるというだけで、ライバル会社に自動車の全利益を与えるようなものだという。
サムスンはすでにアップルに3億9900万ドルを支払っており、さらに「ピンチ・トゥ・ズーム」技術の侵害に対する1億5000万ドルを支払っている。また先週、サムスンはiPhoneのスライド・トゥ・アンロック技術をアップルが利用したとして1億2000万ドルの訴訟に敗訴した。
サムスンとアップルの新たな法廷闘争は、現時点では古いニュースだが、これが最高裁による120年にわたる意匠特許の審理で、物体の機能性ではなく美観を対象とする初めての審理となることは興味深い。
しかし、サムスンとアップルは現在、よりコストのかかる戦いに直面している。アップルは欧州での巨額の税金請求に直面しており、サムスンは悲惨なギャラクシーノート7論争に直面している。
出典:ブルームバーグ