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90年代のオルタナティブ・パンク・シーンのファンなら、スマッシング・パンプキンズのボーカル、ビリー・コーガンを知っているだろう。彼は禿げ頭で、形容しがたい、鼻にかかった声の持ち主だ。そして、彼は時に馬鹿なことを言う。そして今、彼はiTunesのことで馬鹿なことを言っている。
Antiquiet誌のインタビューで、ビリー・コーガンはロックンロールの「衰退」を、iTunesのせいだと断言した。実際、周りを見渡せば、ロックンロールはむしろ上昇傾向にある。iTunesを使えば、以前よりもずっと簡単に聴衆にリーチできるようになったことが大きな要因だ。なぜかって?それは、あまりにも愛嬌がありすぎるからだ。
軍隊も戦車も銃剣も必要ない。必要なのは、本当に素晴らしいアイデアだけだ。男には何か特別なものがある…トム・モレロがギターにウディ・ガスリーの言葉を書き添えたように。「このギターはクソみたいな武器だ。このギターはファシストを殺す」。愛はクソみたいなファシストを殺す。音楽がiTunesでダウンロードできるような、くそったれに愛らしいと、吐き気がする。誰もがそうなるべきだとは言えないが、より大きな集合的な声の中で、そういう声はどこにあるのだろうか? なぜもう、そういう声はなくなってしまったのだろうか?
ディープだ、ディープだ。スマッシング・パンプキンズがこれまでにリリースしたアルバムはすべてiTunesで入手できるってことを覚えておいてくれ。エベム・コーガンの後継バンド、ズワンもiTunesにあるぞ。
スタジオシステムで大切に育てられ、大金持ちになったロッカーたちが、どんな手段を使ってでも自分たちの音楽を発表しようとしている新世代のアーティストたちを、どうもエッジが欠けていると非難し始めるのって、本当に面白いと思いませんか?
なんて間抜けなんだ。
出典: Antiquiet
経由: TUAW