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RIM は、フロリダの BlackBerry World で未完成の BlackBerry 10 モバイル OS を宣伝するだけでなく、ナイジェリアやインドネシアなどの発展途上市場での現在の BlackBerry 7 OS の成功を宣伝する努力も行った。
RIMが、発展途上国におけるプラットフォームの活用を強調することで、依然としてグローバル市場における競争力を証明しようとしているのは、驚くべきことではありません。RIMは、新CEOトーステン・ハインズ氏就任後初の決算説明会において、同社の収益の大部分が発展途上国市場からのものであることを認めました。
主要西洋市場における同社のシェアはここ数年で縮小しており、RIMは、伝統的にBlackBerryブランドに熱烈な忠誠心を抱いた同社の本拠地であるカナダにおいてさえ、AppleとiPhoneに負けている。
このカンファレンスでは、RIM のグローバル セールス責任者であるパトリック スペンス氏が、世界各地の市場から BlackBerry の開発者やパートナーを記者会見に招待し、発展途上国における RIM の成功事例をアピールしました。
フォーブスの記者ブライアン・コールフィールドによれば、スペンス氏は彼らに、それぞれの国におけるブラックベリーについての意見を述べるよう求め、ブラックベリーブランドが昨年インドで「最も話題のブランド」の一つに選ばれたことなど、RIMに関する世界中のさまざまな事実を盛り込んだ補足プレゼンテーションを行ったという。
発展途上国における BlackBerry 7 端末の推進は、同社が同プラットフォームの後継機種である BlackBerry 10 の提供に「全力を注いでいる」というハインズ氏のカンファレンスでのメッセージに曖昧さをもたらした。
一方で、RIMは、iPhoneのようなハイエンドスマートフォンが必ずしも発展途上国にとって経済的に適切ではないという点では確かに一理ある。そのため、ローエンドやや時代遅れのデバイスが成功のイメージを描き出す可能性がある。しかし、コールフィールド氏がRIMの記者会見の取材で指摘したように、ノキアも同様の主張を自社のSymbianスマートフォンOSの推進に用いた。同社は昨年、MicrosoftのWindows Phoneプラットフォームを軸に自社の再構築を急ぐ中で、Symbianプラットフォームの開発を棚上げした。