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写真:Kārlis Dambrāns/Flickr CC
アップルは最高裁判所への請願書の中で、両社の特許をめぐる長期にわたる法廷闘争において、サムスン側の注目を集めた控訴に最高裁が時間を浪費すべきではないと主張している。
サムスンは12月に最高裁に損害賠償額の算定方法を検討するよう求めて控訴したが、アップルは5億4800万ドルの賠償金が支払われたとしてもこの訴訟は「法的に例外的ではない」と主張している。
「サムスンは法廷で審理を行い、実際には数日間にわたり審理を行いました。そして、適切な審理を受けた陪審員が、サムスンがアップルのデザインを模倣し、法律で明示的に認められている損害賠償を支払うべきだと判断するのは、十分に正当な判断でした」と、FossPatentsが発見した提出書類の中でアップルは述べている。「この訴訟は注目を集めているかもしれませんが、法的には例外的なものではなく、サムスンは本裁判所が審理を延長する理由を示していません。」
Appleは訴訟をこれ以上長引かせたくないかもしれないが、FacebookとGoogleは裁判所による判決を支持している。Samsungをはじめとするテクノロジー企業は、この訴訟が前例となり、特許トロールが業界においてさらに大きな問題となる可能性があることを懸念している。
サムスンは昨日の声明で、最高裁によるこの訴訟の審理を望んでいないのはアップル社のみだと述べた。
「今回の判例がそのまま適用されれば、イノベーションが阻害され、競争が阻害され、便乗訴訟が米国経済全体に悪影響を及ぼす可能性がある」と同社は述べた。
サムスンはすでに2012年にアップルに命じられた5億4800万ドルを支払っているが、最高裁判所がこの訴訟を取り上げ、サムスンに勝訴を与えた場合、全額を返済しなければならないことになる。