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写真:Ste Smith/Cult of Mac
Appleは、今年9月に発売が予定されている5.5インチ端末、次世代iPhone 7 PlusのサプライヤーとしてWistronを追加したと報じられている。
両社は公式には認めていないが、ウィストロンとフォックスコンはプラスサイズの携帯電話の注文を分担し、ペガトロンとフォックスコンは小型の4.7インチiPhone 7の注文を分割すると言われている。
アップルは、リスクを低減すると同時に利益を最大化する手段として、部品の発注を複数のサプライヤーに委託することでサプライチェーンを拡大している。
特にウィストロンは、アップルが新規サプライヤーの獲得に注力していることから恩恵を受けている。これまでにiPhone 5c、4インチiPhone SE、iPod touchのパネルラミネーションの受注を獲得してきたが、iPhone 7 Plusへの取り組みは、アップルが同社に寄せるこれまでで最大の信頼の証となるだろう。
ウィストロンのサイモン・リン会長は最近、2015年の売上高は5%増加したが、ノートパソコンと液晶テレビの需要低迷の影響で営業利益と純利益は大幅に減少したと述べた。アップル向けiPhoneの製造が同社の収益に大きな影響を与えることが期待されている。
おそらく同時に、ライバルサプライヤーとの交渉力も Apple に若干強化されることになるだろう。
出典:Digitimes