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マイクロソフトの闘志あふれるCEOは、CESでAppleの注目を奪い、再び宿敵を刺激することができるだろうか? ラスベガスで開催されるガジェットの祭典CESの基調講演でスティーブ・バルマー氏がタブレットを発表するという報道を受け、多くの人がそう問いかけている。
HP製のこのデバイスは、「電子書籍リーダーとマルチタッチ機能を備えたマルチメディアの達人として宣伝されるだろう」と、ニューヨーク・タイムズ紙は火曜日遅くに報じた。Appleがタブレット端末を今月下旬に発売し、3月に販売を開始する可能性について、数ヶ月前から噂が飛び交っていた。噂は最高潮に達し、ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニストは、クパチーノ発のこの噂の製品を「イエス・タブレット」と呼んだほどだ。
マイクロソフト製と報じられているデバイスは、発売前から既に、人々の支持を得るには困難な道のりを歩むことになるだろう。「アップルは今月下旬にスレート/タブレットのフォームファクターに関する独自の見解を発表する予定なので、この製品は良いものでなければならない」とニューヨーク・タイムズのアシュリー・ヴァンスは警告している。
「バルマー氏が最も避けたいのは、模倣デバイスです」と彼女は付け加えた。報道されているマイクロソフトのタブレットがCourierに似ているかどうかは定かではない。7インチ画面を2つ備えたマルチタッチ対応製品であるCourierは、9月のガジェット系ブログによると「後期プロトタイプ」だったという。
アナリストたちは、マイクロソフトのタブレットの可能性については、かなり当惑している。パイパー・ジャフリーのシニアアナリスト、ジーン・マンスター氏はCult of Macに対し、「どうなるかは様子を見てから判断する必要がある」と語った。「タブレットに関して我々が話してきた数字(最初の12ヶ月で200万台)は、最初の12ヶ月間の競争を織り込んでいる」と同アナリストは付け加えた。
[NYT、AppleInsider、Mac Rumors、Gizmodo経由]