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写真:Apple
iPhoneメーカーのフォックスコンは、来年2月に予定されている1週間の旧正月休暇中に、Appleの携帯電話を製造する従業員の労働時間を削減するという異例の措置を講じている。
この計画的な減速は、AppleがiPhone 6sと6s Plusの注文を最大30%削減するという報道を受けてのものであり、投資家の間でAppleの株価が暴落している。
伝えられるところによると、フォックスコンの計画は、アップルの注文に応えるために従業員に十分な休日残業を提供していた前年とは異なっている。
生産スケジュールの縮小に加え、フォックスコンは社内の人員削減を制限するため、河南省鄭州市政府から8200万元(1253万ドル)の補助金を受け取った。
台北のダイワ・キャセイ・キャピタル・マーケッツのアナリスト、カイリー・フアン氏は、フォックスコンの春節(旧正月)計画について、「第1四半期については既に保守的だった」と述べた。「iPhoneの減速だけでなく、中国経済全体の減速も影響している」
iPhoneの注文は減少していると報じられているが、メーカーにとって第1四半期は歴史的に低迷する傾向があり、過去数年にも同様のことが起きていることは注目すべきことだ。
結局のところ、iPhoneの売上が本当に減速しているかどうかは、Appleが2016年第1四半期(暦年)の業績を発表するまで分からない。ほんの数か月前、iPhone 6sの受注により、Foxconnは9月、史上最高の売上高を記録したことを忘れてはならない。
残念ながら、その間、Apple の株価、そしてその製造業者やサプライヤーの株価が多少下落するのを止めることはできないだろう。
出典:ロイター