インテル、Appleの次なる大躍進を過小評価しないために新たなデバイス部門を設立

インテル、Appleの次なる大躍進を過小評価しないために新たなデバイス部門を設立

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インテル、Appleの次なる大躍進を過小評価しないために新たなデバイス部門を設立
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過去10年間におけるインテルの最大の過ちの一つは、モバイルデバイスの台頭に不意を突かれたことだ。インテルはそれを予見すべきだった。アップルは初代iPhone用のチップをインテルに依頼したが、結局断られた。同時に、クパチーノはインテルに対し、チップの電力管理を徹底するよう圧力をかけていた。もしインテルがあらゆる兆候に注意を払っていたら、今日、PCやサーバーと同様にモバイルチップでも圧倒的なシェアを誇っていただろう、と言っても過言ではないだろう。

しかし、前CEOのポール・オッテリーニ氏の下で、インテルはモバイルへの対応を遅らせてしまいました。新CEOのブライアン・クルザニッチ氏は、この過ちを二度と繰り返さないと決意しており、そのためにインテル内に「ニューデバイス」部門を新設し、「ウルトラモバイルデバイス」を含む新たなトレンドに注力しています。

ウルトラモバイルデバイスとは何でしょうか?Google GlassやiWatchのようなウェアラブルコンピューティングを思い浮かべてみてください。

インテルのニューデバイス部門を率いるのはマイク・ベル氏で、同氏はインテルの(依然として苦戦中の)モバイルチップ事業を率いており、Android を x86 上で実行できるようにするなどの取り組みを先導してきた幹部である。

New Devices の全体的な考え方は、Intel のビジネスに対する次の大きな脅威 (どこからともなく現れた、根本的に変化する技術環境) を初期段階で検出し、Intel がそれに対抗するだけでなくその波に乗るように方向転換できるようにするための、一種の地震計です。

「このグループは、優れた技術とビジネスモデルのイノベーションを、市場を形成し、リードする製品に変えることを任務とする」とインテルはAllThingsDへの声明で述べた。

インテルの声明だけをみると、短期的には同社がウェアラブルコンピューティングに注力していくことは明らかで、だからこそ「ウルトラモバイルデバイス」に注力していると言えるでしょう。この言葉に戸惑う方は、こう考えてみてください。ポケットの中のスマートフォン以上にモバイルなものがあるでしょうか? 決して外すことのないコンピューター、iWatchはどうでしょうか。

出典: All Things D