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写真:マッカーシー・クリークサイド
アップルは、カリフォルニア州ミルピタス(クパチーノから車で約15分)にある314,000平方フィートの広大な倉庫を10年間リースする契約を結んだ。
このスペースは、ミルピタス市にある新しい多段階開発プロジェクト「マッカーシー・クリークサイド」にあります。Appleは1平方フィートあたり約90セントを支払うと報じられています。開発者のジョーイ・マッカーシー氏によると、マッカーシー・クリークサイドは「工業、研究開発、そして製造」を目的としているとのことです。
Appleによる倉庫スペースのリースにより、シリコンバレーの空き不動産の量はさらに減少する。以前は1.5%だった空き不動産は、今回の契約によりさらに0.7%にまで減少する。
「利用可能な倉庫スペースの不足がテナントの流動性を制限している」と、コリアーズ・インターナショナルのリサーチマネージャー、レナ・トゥトコ氏はシリコンバレー・ビジネス・ジャーナルに語った。「倉庫利用者には、第3四半期の上位5件のうち4件に見られるように、リースを更新するか、シリコンバレー外に移転するかという2つの選択肢しか残されていないことが多い。」
もちろん、Appleはすでにシリコンバレー周辺に多くのオフィスを所有または賃借しています。しかし、興味深いのは、それがオフィススペースではなく、製造のためのスペースであるということです。現在、Appleの製造の大部分は米国外のサードパーティ企業によって行われています。
一つの可能性として(あくまでも仮説であることを強調しておきますが)、この新しいスペースはAppleの自動車関連計画と何らかの関係があるのではないかという説があります。Appleのプロジェクト「タイタン」の取り組みに利用される場所は、ここだけではありません。Appleはカリフォルニア州サニーベールに30万平方フィート(約28,000平方メートル)の自動車関連キャンパスを所有していると報じられています。これは7棟の建物で構成されています。
一方、昨年末、Google Earthに投稿された写真には、アリゾナ州にあるフィアット・クライスラー・オートモービルズの旧施設が写っており、Appleが自動運転車の試験に利用している可能性がある。この「試験場」には、横断歩道や交差点といった都市部の道路構造が備わっているとされており、自動運転車の性能試験には必須となるだろう。
出典: Biz Journals