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写真:NOAA/Flickr
アップルが新たに2人を雇用したことは、同社が空を目標にしていることを示唆しているのかもしれない。
ここ数週間、Googleの衛星関連のトップ幹部2人がアルファベット傘下の同社を去り、Appleに入社したと報じられている。彼らがどのような業務に携わるのかは不明だが、彼らの経験から、Appleが衛星インターネット事業に本格的に取り組む可能性が示唆されている。
ブルームバーグの報道によると、Googleの宇宙船事業責任者であるジョン・フェンウィック氏が、衛星エンジニアリング責任者のマイケル・トレラ氏と共にAppleに入社した。フェンウィック氏とトレラ氏は2014年、Googleがフェンウィック氏のスタートアップ企業Skybox Imagingを買収した際にGoogleに入社した。
星を目指して
Appleは、この2人を、同じく元Google社員のグレッグ・ダフィー氏の指揮下で働いています。ダフィー氏はDropcamの共同創業者で、同社はGoogleに買収され、その後Nestチームの傘下に入りました。彼は昨年Googleを退社し、2016年1月にAppleに入社しました。ダフィー氏は、スタートアップ企業のような運営を行っている特別プロジェクトを率いていると噂されています。
フェンウィック氏とトレラ氏はスカイボックス・イメージング社で冷蔵庫ほどの大きさの衛星を開発し、地球表面の画像をほぼ常時撮影することができた。ブルームバーグは、この2人がボーイング社との衛星インターネットプロジェクトに携わるために採用されたのではないかと推測している。
昨年、ボーイングは低軌道上の1,000基の衛星を介してアクセスできるグローバルブロードバンドネットワークを構築する計画を発表しました。Appleがこのプロジェクトへの投資家およびパートナーとなることについて、ボーイングと協議していたとの噂もありました。
ブロードバンドが未整備の地域に衛星インターネットを提供することは、Appleにとって非常に収益性の高い市場となる可能性があります。Space Xは、2025年までに衛星インターネットから300億ドルの収益を生み出すと予想されています。
同社は衛星専門家を、バンよりも速く地図データを提供できるドローンの設計に活用している可能性もある。あるいは、全く別の何かに取り組んでいる可能性もある。アップルは新規採用についてコメントを控えた。