- ニュース

高校に通ったことがある人なら誰でも、学校のランチルームでどこに座るかを決めることでどれほど社会不安になるか知っているでしょう。あなたは体育会系の子たちと座りますか?それとも、プレップス(高校の生徒)と?それとも、おたく系の子たちと?それとも、誰も自分のテーブルに座らせてくれないで、最悪の選択を強いられるのでしょうか?つまり、たった一人で、たった一人で座るしかないのでしょうか?
私たちの多くは高校でこの問題を乗り越えますが、スティーブ・ジョブズは違います。生前、ジョブズは先見の明があり、グルであり、天才であり、何千人ものアップル社員のメンターでした。しかし、アップルのカフェテリアでは、誰も彼の隣に座りたがらない人物でした。しかし、それは彼が負け犬だと思われていたからではありません。ただ、解雇されたくないだけだったのです。
約12年間Appleで勤務したJavaおよびWebObjectsの元シニアコンサルティングエンジニアであるDavid Black氏は、 Business Insiderに対し、Appleのカフェテリアではジョブズ氏が入室してから15分から20分以内に昼食がほぼ終わっていたと語る。
「彼の近くの席は誰も埋めなかった」とブラックは言った。「ただ、その瞬間に備えていたかっただけだ」
ジョブズは実際にはランチルームで暴君のような振る舞いをするタイプではなかったようですが、ブラックユーモアのセンスがあり、よく社員に「何に取り組んでいるの?」と聞いていました。時には、間違った答えをしたら胸に的を突きつけられるのではないかと恐れて、社員をストレスに陥らせることさえありました。
しかし時々、ジョブズは実際に人々の心を混乱させることもあった。
別の場面では、ジョブズはエレベーターの中でインターン生に何の仕事をしていたのか尋ねました。インターンは製品の品質保証(QA)をしていると答えました。するとジョブズは「なぜ下に降りるんだ? 仕事に戻るべきだ」と尋ねました。
「その子は顔面蒼白になった」とブラックは言った。「スティーブは『冗談だよ』と言ったんだ」
ジョブズの後継者であるティム・クックにとっては、これは問題ではないようだ。実際、クックとランチをするために、定期的に60万ドル以上を支払う人もいる。
出典:ビジネスインサイダー