モレスキンの新しいiOSアプリは、ドードーケースにぴったりです

モレスキンの新しいiOSアプリは、ドードーケースにぴったりです

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モレスキンの新しいiOSアプリは、ドードーケースにぴったりです
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モレスキンアプリ

かつてアメリカ人の目をヨーロッパの遠く離れた未開の地に定め、腐ったリュックサックとドン・マクリーンの『アメリカン・パイ』(10分バージョン)の擦り切れた本、そして晩年のジャック・ケルアックですら吐き出してしまいそうな白韻詩でいっぱいの薄い黒い日記帳だけを携えて探検しようと決めた、多くの臭う長髪男の一人として、私は、新品のモレスキンノートを一つ一つ開いて覚えていくその苦労を知っている。

「モレスキンのノートブックは、過去2世紀にわたり、フィンセント・ファン・ゴッホ、パブロ・ピカソ、アーネスト・ヘミングウェイ、ブルース・チャトウィンなど、芸術家や思想家たちが愛用してきた伝説のノートブックの継承者であり後継者です」と書かれている。

モレスキンは、これらのノートブックの背後にある会社と同一の会社ではないことに注意してください。実際、イタリアのノートブックメーカーModo & Modoが、ありふれた、控えめなノートブックを数百万ドル規模のビジネスへと成長させ、ヒップスターに愛されるアナログな筆記具へと変貌させたというストーリーは、実に興味深いものです。

実のところ、モレスキンノートなどというものは存在しません。ピカソやチャトウィンが使っていたはずがありません。モレスキンノートとは、基本的に、最初のページの前に、完璧に構成されたマーケティングコピーが挿入されたノートのことです。

では、質問です。もしモレスキンが、メモを取ることができるものにヘミングウェイやゴッホについて延々と書かれたコピーを添えただけのものだとしたら、初めて開いて同じコピーを表示するメモ取り iPad アプリは、後ろのポケットに入れて持ち歩くモレスキン ノートと同じくらいモレスキン ノートなのでしょうか?

Moleskineは新しいiOSアプリでその答えを見つけようとしているようだ。悪いニュース?とにかくひどい。良いニュース?「本物の」Moleskineとは違って無料だ。それが何なのかはわからないが。