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写真:Rob LeFebvre/Cult of Mac
クパチーノは今年初めに世界で最も価値のある企業の称号を獲得したが、ウォール街の強気なアナリストによると、アップルはまもなく世界初の1兆ドル企業になる可能性があるという。
カンター・フィッツジェラルドのアナリスト、ブライアン・ホワイト氏は本日、投資家向けレポートでアップル株の目標株価を180ドルに引き上げ、他のアナリストの予想を大きく上回る見通しを示した。ホワイト氏のレポートによると、アップル株の価値は今後12ヶ月で40%上昇する見込みだ。
アップル反対派は、iPadの売上低迷やApple Watchの将来が不透明であることをアップルの弱体化の兆候だと指摘しているが、ホワイト氏はアップルが1兆ドルの壁を突破する準備が整った3つの重要な理由を挙げている。
理由は?中国、現金、そして新製品。
Apple Watchは来月発売予定で、初年度の販売台数は最大2,060万台に達する可能性があるとホワイト氏は述べている。Apple Watch Editionが数百万台売れなくても、Appleは最初の時計でかなりの利益を得ることになるだろう。
超高価なゴールドApple Watchが特に好調に推移すると予想される国の一つが中国だ。ホワイト氏は、Appleは「中国でこれまで以上に有利な立場にある」と指摘する。4Gサービスの普及拡大により、中国移動はAppleにとって最も収益性の高い通信事業者パートナーになる見込みだ。
Appleは株主還元を増やすと予想されている。ティム・クックCEOは、4月の決算説明会で自社株買いプログラムに関する発表が行われる可能性を示唆した。ホワイト氏の予想は平均を上回るものの、Apple株は現在の株価の2倍の価値があると主張しながら、数百万株を大量に買い漁っているAAPLの熱狂的支持者であるカール・アイカーン氏には依然として及ばない。